見学研修会(京都・伏見)

5月27日(日)の快晴のもと、

事業部の石飛副理事長と中村華峰先生、山鹿裕蹟先生を中心にお世話いただいて、

年に一度の「見学研修会」を実施いたしました。

今年は、京都・伏見の十石舟乗船と酒蔵見学でした。

午前中は、京阪の中書島駅から徒歩5分の長建寺近くから十石舟に乗船。

緑の新緑と5月の爽やかな風の中を突き進みます。

 

 

 

 

お世話いただいた中村先生が手を振ってくださってます。

(右端です!)

 

 

 

 

 

十石舟は、三栖閘門(みすこうもん)までの往復でした。

この三栖閘門(1929年完成)は、パナマ運河と同様の方式で造られ、

こちらも近代化遺産でした。

門の向こう側が宇治川です。

天ケ瀬ダムが1962年に完成したことにより、宇治川の水位が下がり、

この門は不要となり、33年間の役割だったそうです。

 

 

 

 

 

大倉記念館と十石舟の乗船場です。

とても絵になるので、スケッチしている方も

沢山おられました。

 

 

 

 

 

さて、書道ネタです。

午前中の最後に訪ねた坂本龍馬ゆかりの旅籠「寺田屋」の前で、

三浦理事長とT先生(水明劇団の主宰者??)が、

結構、長い時間、頭をひねってられました。

「どうかされましたか?」と尋ねますと、

俳句の最後から2つ目の字が分かりにくということでした。

「寒」のような、違うようなということでした。

結論としては、「寒」で合ってました。

俳句の作者・鈴鹿野風呂(1887年−1971年 京都の俳人)の

直筆とのこと。

少し読みづらいかな?というものでした。

書道に携わり、指導する者としては、正しく書いていただきたいところ。

要注意のところですね。

「刀痕は い(以)づこ(古)寺田屋 寒柱  野風呂」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伏見は名水の豊富なところということで、

今回、巡ったところでも、地下水が湧き出てました。

長建寺の閼伽水(あかすい)、

黄桜カッパカントリーの井戸、

月桂冠大倉記念館の「さかみづ」(「栄え水」)の井戸などです。

 

上記のうち、私は2カ所で頂戴しましたが、

とても、まろやかな味の水でした。

 

ジョーク好きのT先生、月桂冠大倉記念館で、

井戸の水を試飲された時、「お酒や!」と叫ばれ、

その名(迷)演技に、美味しい水を味わってたところの私は、

思わずむせてしまいました。

ジョークは、突然言わないで!!です。

 

下の写真は、大倉記念館の「酒香房」での説明後に、

一般客用の展示館へと移動するところ。

 

 

 

 

 

日差しの強い好天の中の歴史散策となりました。

伏見にお住まいの方も沢山参加していただき、

地元再発見という感じで、大変楽しい一日でした。

参加していただいた皆様、お世話いただいた先生方に

厚く御礼申し上げます。

とりあえず、事務局の簡単なご報告です。

(事務局 北川詩雪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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