新たしき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事 大伴家持
あけましておめでとうございます。健やかに新春をお迎えのこととお慶び申しあげます。そして、この歌のように皆さまに吉きことが重なる年でありますようお祈り申しあげます。
さて、当会は1947年に中野越南氏、日比野五鳳氏、大河内鳧東氏らを中心メンバーとして発足しました。今年で79年。先人たちの熱意と努力で幾多の危機と困難を乗り越えて、今があります。記念すべき80周年は、先人が積み上げてこられた価値を次代の人たちに継承することであると考えおります。
昨年、冷泉貴実子さんに一年間「うたごよみ」を連載いただきました。冒頭を飾ったのは、「松」。古人は松を「ときはの緑」として喜び、「葉がへせぬ」と永遠の命の象徴と考えられていたとか。
私たちも、会員の皆さまに感動しながら夢中になって学び続けてもらえる「松」でありたい。人としてのふれ合い、ぬくもりを大切に長く愛してもらえる書道団体でありたいと思います。
2026年は、「書道」がユネスコ無形文化遺産に登録される運びとなり、書道界全体がにぎわい、活気づくことが期待される年であります。
書道を愛好される会員・読者の皆様におかれましては、今後とも旧に倍して一層のご支援ご協力を賜りたく何卒よろしくお願い申しあげます。
理事長 石飛 篝