-
2023年度総会が開催されました
2023年1月25日
1月22日(日)水明書道会総会と懇親会が、3年ぶりに「ホテルオークラ京都」にて開催されました。
会場には、総会開会までの間に2022年度の行事がスライドショーで流されました。
総会では
昨年度の事業報告・財務報告と今年度の事業計画案・収支予算案などが発表されました。
今年度事業については、急激な円安やそれに伴う物価上昇や印刷、用紙代の値上げにより
20年以上据え置いていた水明誌の価格の値上げや各種事業における各種改正や、
新規事業や既存事業の強化についての提案がされ、いずれも承認されました。
その後、役員改選案が提案され承認されました。
任期満了に伴い退任の三浦彰峰理事長には4期8年にわたるお役本当にありがとうございました。
ここからは、石飛篝新理事長のもと船出です。
総会で出されたご意見やアドバイスを真摯に受け止め、会員の皆様のご協力のもと、水明書道会の
発展のために努力していこうと役員一同心を引き締めました。
さて、総会のあとはコロナ禍で2年間総会のみ行い自粛していた久々の懇親会です。
新理事長の石飛篝先生の挨拶があり高井秀山副理事長の乾杯で始まりました。
長年、会の運営のためにご尽力くださった前理事長の三浦彰峰先生に感謝の気持ちを込めて
花束の贈呈を行いました。
三浦先生のご挨拶を聞きながら、今まで水明書道会の発展のため尽くしてくださった立派な先輩の
先生方の想いをしっかり受け継いで次世代にバトンタッチできるようにとの思いを新たにしました。
おいしいお食事に舌鼓をうち、楽しい懇親会を過ごし、
北川詩雪副理事長の1本締めがばっちり決まりお開きとなりました。
広報担当 山根青坡
理事会&幹事会&大掃除
2022年12月29日
12月25日(日)高校駅伝と終い天神の日
9時から【理事会】、続いて10時半から【幹事会】が行われました。
幹事会では、zoomを使って会場に来られない方にも会議にオンライン参加していただいております。
2022年度(2021年12月~2022年11月)の事業及び財務報告と
2023年度(2022年12月~2023年11月)の事業計画と予算について提案がなされました。
2022年度は、水明誌条幅作品の出品も昨年につづき増加傾向で、昇格昇段、師範試験、今年度新設された硬筆部師範試験にも多くの方が挑戦されました。
皆様方のご理解とご協力のおかげで、感染対策をしっかりとりながら、水明書展はじめ、様々な事業が滞りなく無事に終えられた事が報告されました。
次年度事業については、急激な円安に伴う物価上昇、印刷費の値上がりなどにより、価格改定などの提案がされ、今後社会環境や状況の変化に対応しながら会員、水明誌購読者の皆様の声を大事にしながら、取り組んでいく事業の提案がなされました。
また任期満了に伴う役員改選の経緯及び新役員案が提案されました。
午後からは
毎年恒例、理事による水明会館の大掃除です。
それぞれの場所を日頃の感謝を込めて拭いて吸い取って磨き上げて、ピッカピカとっても綺麗になりました。
次年度も会館に来られる皆様に気持ちよく使用していただけることを願っております。
※水明会館は12月27日~1月5日まで年末年始休館となります。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
広報担当 山根青坡
第28回 京都とっておきの芸術祭
2022年12月3日
障害のある人たちの芸術活動を応援するため、
水明書道会は今年も
「京都とっておきの芸術祭」に協賛させていただきました。
今年は2年ぶりに会場で、来年のカレンダー作りのワークショップもさせていただきました。
参加者の皆さんは、思い思いに自分だけの楽しいカレンダーを作ってお持ち帰りになりました。
2日間にわたるワークショップでは、準備していたカレンダーがすべてなくなるほどの
大人気のコーナーとなりました。
広報担当・堀 翠恵
筆供養に参加いたしました
2022年11月24日
毎年11月23日に行われる正覚庵(筆の寺)の筆供養に水明書道会から奉賛させていただきました。
前日、水明会館に集まった筆を持参し、筆神輿作りもお手伝い。
太筆小筆と分け太筆は藁に挿していき、小筆はきれいに並べテープで止め、筆神輿の周りをぐるっと巻き最後に金紙を巻きつけ、御幣や鳳凰、大きな筆を飾ったら立派な筆神輿の完成。毎年ご奉仕させていただいているので、チームワーク抜群、手際良く出来るようになりました。
筆供養当日は、あいにくの雨、それでも使い終わった筆を持って参拝の方が次々来られます。
水明書道会も雨のかからない軒先で毎年恒例のカレンダーワークショップをさせていただきました。素敵なカレンダーを仕上げて笑顔で持ち帰られました。
午後からは筆神輿の巡行、先頭で、のぼり旗を持ち歩かせていただきました。神輿を担いだり銅鑼をたたくのは地元少年野球チームの元気な子どもたちです。
神輿がお寺に戻ってくるといよいよ、大護摩経が始まり松明から火がつけられ読経と共に護摩木や筆が投げ入れられます。この煙を浴びると書道が上達すると言われています。
この様子は動画でご覧下さいね。
広報担当 山根青坡
えとにまつわるエトセトラ「うさぎ」
2022年11月4日
来年の干支は「卯(う・ウサギ)」です。 そこで、「兔(ウサギ)」に関する故事や四字熟語を紹介したいと思います。 ウサギは、学術的に言って最も広義には兎形目、狭義にはウサギ科の総称です。 この兔の一番の特徴は他の哺乳類と比べて、極端に耳殻が大きなことです。 この耳殻の大きなことはもちろん音を聞き分けるのに有効ですが、耳を動かし、 風にあてることで体温調節ができる利点もあるそうです。 (ウサギを表わす漢字には「兔」と「兎」がありますが、「兎」は俗字です。 したがって、以下では、「兔」と記しています)
1.【狡兔三窟(こうとさんくつ)】
意味 悪知恵のはたらく兎は、隠れるための穴を三つ用意しているという意味で、身を守るために用心深くたくさんの逃げ場や、策略を用意しておくことをいう。
出典 『戦国策』
※ 戦国時代 の遊説の士の言説・国策・献策などの逸話を国別に分類し編集した書物。 前漢 の 劉向( 紀元前77年 〜 紀元前6年 ) といわれ ている。
類義語 「狡兎三穴(こうとさんけつ)」2.【兔角亀毛(とかくきもう)】
意味 頭に角の生えた兎、甲羅に毛が生える亀という意味で、この世界に存在するはずのないもののことをいう。
出典 楞厳経(りょうげんきょう)
大乗仏典の一つ。唐の則天武后の時代(690〜704)に,インドから伝わったといわれる。
類義語 「烏白馬角(うはくばかく)」 亀毛兎角(きもうとかく)
★余談ではあるが、 他の事柄は別問題としてという気持ちを表す「何はともあれ・いずれにしても」の意に使う「ともかく」は、この四字熟語から由来している。3.【烏兎匆匆(うとそうそう)
意味 歳月が速くたつことをいう
古代中国の伝説では太陽には三本足の烏が棲すんでおり、月には兔が棲んでいるというものがあり、「烏」は太陽のこと「兎」は月を意味する。したがって「烏兎」は歳月・月日の意である。
また、「匆匆」は急ぐさま、あわただしいさま。「匆匆」は「怱怱」とも書く。
出典 特に出典はないが、多くの漢詩文に用いられている。
類義語 「烏飛兎走(うひとそう)」 「露往霜来(ろおうそうらい)」佐藤煒水