• 春のセミナーだより

    2019年5月4日

    3月から開講している春の水明セミナーもいよいよ後半。

    平成から令和の時代に移り、初めての講座を5月3日、五月晴れの高雄神護寺で開催。本物を現地で学ぶ、という初企画。しかも、バス停から山道を20分歩かないとたどり着けない現地集合という高ハードル。

    「ええ企画やけど、皆さん、参加してくださるかなあ」と心配していましたが、フタを開けてびっくり。21名の参加者が。

    この春一番人気のセミナーとなりました。

     

    さて、「灌頂暦名」を前に水明会員でもあるご住職の谷内弘照管主より神護寺の虫払い行事についてレクチャーをうけたあと、講師の高井秀山先生より「灌頂暦名」の書作品としての鑑賞ポイントを、顔真卿の争坐位文稿との比較考察などから。

    また、セミナー受講終了テストにかわり、「灌頂暦名」に関するクイズが出題されるなど、ためになる楽しい現地セミナーでした。

     

     

    講師の高井先生、受講者の皆様有難うございました。

     

    秋は、国立京都博物館で「特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」の予定です。ぜひ、ご参加くださいね。

    小林小琴、石飛 篝

    水明のお宝発掘シリーズ「水明会館図書紹介」その2

    2019年4月30日

    今月は『淳化閣帖(じゅんかかくじょう)』をご紹介しましょう。

     

    『淳化閣帖』は,北宋の淳化3(992)年,太宗が翰林侍書(かんりんじしょ)の王著(おうちょ)に命じて内府所蔵の歴代の法帖の名蹟を編纂し、木版に上刻させたものです。

    正式には『淳化秘閣法帖』、あるいは略して『閣帖』とも言います。

    全部で 10巻あり、巻1は歴代帝王法帖,巻2〜4は歴代名臣法帖,巻5は諸家古法帖,巻6〜8は王羲之,巻9〜10は子の献之の法書を集刻しています。

    宋代以降多くの翻刻本,増補改訂した刻本が作られましたが、清代のものが一番有名です。

     

    この『淳化閣帖』は今のように書道の古典が多く発行されていない戦前では、書法の規範とされいわゆる「帖学派」のバイブルとなっていました。

    水明書道会にある『淳化閣帖』は『袖珍淳化閣帖』というもので、ポケットサイズのものです。

     

    私がまだ30代の頃、この本を古書屋で見たことがありましたが、あまりに高価でとても買える価格ではなかったと記憶しています。

    貴重な価値のある『淳化閣帖』をぜひ手にとってご覧下さい。

    佐藤煒水

    水明懇親会ご報告

    2019年4月15日

    4月の第二日曜の昨日4月14日、毎年恒例の水明役員懇親会が開催されました。会場のANAクラウンプラザホテル京都前の二条城も散り始めたものの、まだまだ桜も残っていて、前の堀川堤では「堀川桜まつり」も開催されていました。

     

    さて、この懇親会、正式名称は「水明誌担当者・水明書展説明会・役員懇親会」といいます。

    水明誌の役員の分担や連絡事項と夏に開催される公募展水明書展の説明、そして双方の役員の懇親会を兼ねたもので100名余りご参加いただきました。

    三浦理事長のご挨拶に始まり、副理事長や各担当が順番に説明に立ちました。

    特に今年は水明展青少年部展で硬筆部が新設され、ようねんの部が半紙サイズになったりと例年とは違ったところもあって、皆さん熱心に説明に耳を傾けておられて、またご質問もされていました。

     

    続く懇親会は白波瀬副理事長の乾杯の御発声に始まりました。

     

    長く水明誌の競書審査員をお勤めになり今年度で退任された久保田麗花先生、坂下邦春先生に花束の贈呈があり、
    またいつも水明書道会が水明誌の販売などでお世話になっております「賛交社」「京都古梅園」のご担当者をご紹介したり・・・

     

     

     

     

    エスニックなお料理とお酒、そしておしゃべりを堪能いたしました。

     

     

    終始和やかで、楽しい懇親会となりました。

    参加者のみなさま、運営役員のみなさま、ありがとうございました。

    最後に石飛副理事長がみごとに楽しく締められて、楽しい気分のまま、お開きとなりました。

    水明誌購読者が一人でも増えますよう、そして水明書展に1点でも多く出品していただけますよう、ますますのご協力をお願いして報告と致します。

     

    広報担当:堀 翠恵

    水明のお宝発掘シリーズ「水明会館図書紹介」その1

    2019年4月6日

    七十年以上の歴史を持つ水明書道会、さすがに宝物がたくさんあります。

    そのお宝の中から、私のお気に入りをいくつかご紹介していきます。

    まずは、先賢が寄贈された図書のうち、岳飛の「前出師表(ぜんすいしひょう)」という一冊の拓本を紹介したいと思います。

    一般的に「出師」とは「師(軍隊)を動かす」ということ、「表」とは公開される上奏文のこと言いますが、ここでいう「出師表」は三国時代の名宰相「諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)」の上奏文をいいます。

    「出師表」は多くの人が書いていますが、やはり有名なものは南宋(1127~1279年)の忠臣の岳飛(がくひ・1103 − 1141)の書いたものでしょう。

    この碑は四川省成都の武侯祠(ぶこうし〈葛孔明廟〉)にありますが、去年訪れた時には、状態が相当に悪くなっていました。

    また、拓本も以前は土産物屋で売っていましたが、今はすっかり見なくなりました。まさに、レアものです。

    水明にある岳飛(岳武穆)の「前出師表」は拓本はきわめて鮮明で、細い線まで見事に再現されています。

     

    この文の中に「帝」という文字が十数個出てきますが、どの文字も同じ形はなく、古今の名筆と言われています。

    めったに見られない逸品です。一度、手に取ってご覧になってみませんか。

     

    ちなみに、私の持っている出師表も掲載します。違いがわかりますね。

     

    岳飛の「前出師表」「後出師表」

     

    「趙孟頫」の「出師表」

     

    佐藤煒水

    新元号

    2019年4月5日

    2、3日前はみぞれが降った京都。

    昨日からまた暖かくなって、水明のある京阪七条あたりの桜は一気に満開です。

    写真は正面橋を望むあたりです。

     

    さて、皆様ご存知の通り4月1日に新元号が発表されました。

    新しい元号は「令和」です。

     

    5月1日から始まる新元号を三浦彰峰理事長が揮毫。水明会館の掲示スペースに展示しています。

    巷ではいろいろな書体の「令和」があふれていますね。
    政府発表時の書体は活字体でしたが、子どもたちが学校で習う字体であることを勘案して、理事長には書道で使う書写体で書いていただきました。

     

     

    会館にお越しの節は、是非、足を止めてくださいね。

     

    事業部 石飛 篝

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