近くの展覧会(第4回京都美術工芸大学卒業制作展)
こんにちは、広報部です。
事務局より「HPに掲載お願い」と紹介を受けておきながら、取材が遅くなってしまいましたが〜
水明会館のすぐ近く(少し北・徒歩2分)にこんなきれいな大学があるのをご存知ですか?
京都美術工芸大学東山キャンパスです。なんとモダンなキャンパス!
26日に水明会館での仕事を終え、開催中の卒業制作展にお邪魔しました。
この大学では、建築学科・美術工芸学科があり、学生さんは建築デザイン、伝統建築,そしてデザインや工芸(焼き物や木工など)、それに文化財の修復と色々なことを学んでおられます。その卒業制作の展覧会です。
とはいえ、しょせん学生さんの作品でしょ、なんて少し軽いノリで伺いましたが、技術も表現力もまた研究意欲もすごくて、ごめんなさい、前言撤回。すでに将来を見通して「この分野に進みたいからこの研究をしています」という方達ばかりで・・・ん十年も前の筆者の学生生活との違いに唖然といたしました!
ギャラリー1階は木工や漆芸など様々な工芸作品。質感まで見事に表現された作品たち。
窓の向こうは川端通りです。
2階・3階はデザインや建築の作品。文化財復元の研究成果もありました。
文字デザインを紋様に表した作品は個人的に興味があります。
このチャーミングな学生さんは工芸作家とその土壌に興味があって、ご自分でいろいろな土地の工芸作家に取材して小冊子にまとめたものを出品されていました。
最近の若い方達、とはひとくくりに言ってしまえないほど、個性的で前向きな作品の数々を拝見して
同じくものづくりを生業にしている、最近の老年期の私は、「まだまだ負けていられない」と思ったのでした。
明るいすてきなキャンパスで、学んでおられる皆さんに大声でエールを贈りたくなる卒業制作展は、残念ながら3月3日の日曜日まで。
水明会館からすぐです。会館に来られたら是非、のぞいて見て下さい。
広報担当:堀 翠恵