水明書展 青少年部 講評より

 水明書展 第67回青少年展は、多くの作品が並び沢山の方が見に来られて大盛況でした。

最終日に行われる表彰式が、台風のため8月12日に京都文化博物館5階の小部屋でおこなわれました。。

 そのとき、講評でとっても良いお話をされたので、ご紹介します。

 今年の出品数は620点。それぞれが素晴らしく、全ての作品に努力賞を差し上げたいと思います。

 と言いますのは、あの1枚を出品するために、たった1枚しか書いていないという人はいないでしょう。

それぞれが先生の指導を受けながら、練習を重ねたに違いないと思います。

 だからその努力に、まず努力賞を差し上げます。

 

 皆さんに質問です。

何枚ぐらい書きましたか?

10枚ぐらいの人?

20枚は書いたよという人? 30枚? 50枚以上の人?

さすが、ここにおられる皆さんは数えきれないくらい沢山書かれたのでしょうね。

 

さて、ここで私が申し上げたいのは、

 書くときに考えてほしいのです。

 

私が教えている子供たちの中には、「3枚書いて」というと、ただ何も考えず「書いた!」と

持って来る子がいます。

1枚書いたら、どこがおかしいか考える。次はここを気を付けよう! この線はもっと長く書いてみよう!

などと意識して考えて書くことが大切です。

 ただ何も考えず書いても良い作品は出来上がりません。

 このことは、勉強やスポーツにも言えることです。

 

 皆さんの今回の作品は最高だったと思っておられるでしょう。

でも、最高はさらに上へと塗り替えられます。

 

 みなさん! 来年も、みなさんの素晴らしい作品を期待しています。

 簡単ではございますが、講評とさせていただきます。

 

 

表彰式に参加できなかったみなさんにも、ぜひこの講評のことばを頭に置いて

おけいこにはげんで頂きたいと思いました。

 

(小塩美映)

 

 

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