第13回墨聚展(2日目)
墨聚展2日目もたくさんご来場いただきました。
さて本日、ギャラリートークは中川抱月先生の仮名の解説。
先生のお話で私が印象に残ったのは、作品作りで仮名の古筆の臨書は当然やらなければならないが、特に展覧会の大字の仮名を書くときには、それだけではだめで、仮名の骨格となる漢字の臨書をやらなければいけないということでした。
ギャラリートークお二人めの佐藤煒水先生は、今回の書展ではただ1つの篆書作品の鑑賞のポイントや、篆刻と書画を合わせた文人趣味の作品などを解説。こうした作品は、とくに実際に詩文を読んで鑑賞することが大事だそうです。
また落款印の位置などについても実際の作品を題材に教えて下さいました。
墨聚展は公募の水明展とは違い、自由な作品が多いのが特徴です。
ギャラリートークもいろいろな先生方のそれぞれの専門からの自由なトークで、本日も持ち時間があっというまでした。
広報担当・堀 翠恵