第13回墨聚展(3日目・ギャラクシー賞受賞者の作品展)
長期の予報ではお天気がぐずつくといわれていたこの数日ですが、雨も降らずそして暖かいですね。
お天気のおかげか、墨聚展3日目も多くの来場者を得ています。
さてメイン会場の作品もさることながら、今年の墨聚展でははじめての試みとしてギャラクシー賞受賞者の作品を小部屋で展示しています。
でもそれでは、
ギャラクシー賞っていったい何?
・水明誌競書作品のうち規定の部に限る。
・トップ作品を対象とし、その掲載回数、上位段級、連続掲載、継続度等を加味する。
・選考月より前十二か月分の作品の段級の経緯を参考にする。
・ギャラクシー賞は、一回受賞を原則とする。
つまり青少年から一般まで、水明誌の一年間の競書の成績によって慎重に選ばれた方達です。
そして何よりも生涯たった一回だけしか受賞できない栄(は)えある賞なのです。
優秀作品は水明誌でも写真で掲載されますが、今回はその受賞者の提出作品の中からとくに素晴らしい作品を掲示しています。間近で作品を見ることで、筆の動きなどもよくわかります。
さすがにギャラクシー賞受賞者の作品ですね。サイズの小さな半紙の作品でもどの作品も線も形もすばらしく、そして文字も、うまく配置されています。
この受賞者の中から次の水明を担って頂ける方々がきっと誕生することでしょう!!
さて、3日目もギャラリートークが行われました。
まずは堂本東邨先生
海外の展覧会でもご活躍の堂本先生はそのご経験から、書は日本語や漢字を知らない方でも「感じる」ことができるというお話。
また、水明では古典の香りのする作品を書いて欲しいとおっしゃいました。
二番手は森本玉楓先生
現代書のお立場からやはりここでも、漢字や仮名の古典の臨書の大切さをお話しされました。
広報担当:堀 翠恵